「優衣ちゃん、今、ちょっと大丈夫かな?」




「はい...」





そう言って私は自分でベットを上げた。





「優衣ちゃん大事な話をするよ?」





「昨日した、血液検査の結果があまり良くなかったんだ。だから、明日骨髄検査って言うのをしたいんだけどいいかな?」





「骨...髄...検査...、ってなんですか?」





「骨髄に針をさして骨髄液を採取するの」





「痛いんですか?」





「うん、だから、優衣ちゃんに頑張ってもらえないといけない。大丈夫俺が責任もってするから、」






「嫌です...」





「優衣ちゃん、痛いのが苦手なのは知ってる。でも後々苦しくなるかもしれないし、苦しくなるのは、それに耐えなきゃ行けないのは優衣ちゃんだよ?」





「病名が分からないと適切な治療が出来ないだから、お願いします。」





叶夢先生が頭をさげてきて、受けないわけに行かなくなってきた。




「先生...でも私絶対暴れちゃうし、怖くて泣いちゃう...」




「優衣ちゃんが大丈夫なら、何人かの先生にサポートに入ってもらおうと思う。」





「サポートって誰が入るんですか...??」





「佐々木さんと、俺と同期の金子啓斗ってやつ」





「でも...怖いです...」





「二人とも??それとも啓斗先生??」






「金子...先生...が...あったことも無いから...」





「大丈夫、金子先生とっても優しい先生だし、金子先生は俺と同じ外科の先生でもあるけど精神科医の資格もあるから優衣ちゃんを気づつけることはしないと思うよ?」






「じゃあ...明日、私頑張れたらひとつ聞いて欲しいことがあります」






「うん、わかった!じゃあ明日頑張ろうね!」






「はい...」