先輩、あなたはどんな食べ物が好きですか?

どんな音楽を聴いて、どんな映画を観ますか?

血液型は?犬派?猫派?

どうやったら…笑ってくれますか?


こんなにも聞きたいことがたくさんあるのに、うまく言葉にできなくて。



「なんでも、ないです…」

「…そう」



クルッと背を向けてスタスタ歩き始める先輩は、やっぱり愛想ひとつないのに。

どうして…こんなに気になるの。


この 日食べたショートケーキは、少しだけしょっぱい気がした。