あたしの大切な友達である梓は、ちょっと気弱で鈍いけど人の気持ちに敏感。
あの馬鹿にフラれた


「あー、筧」
「なによ、火原」
「梓、泣いてた?」


梓の元カレ、火原を睨み無視をして双子の弟に声をかけて、梓の手作りクッキーを渡すと小さく頷く。


我が弟ながらクールだわ!
火原が、うなだれて溜息をついていた!ザマァないわね!