私は涙を拭って家に帰るなり、部屋に閉じこもる。 お兄ちゃんは過保護だからこそ知られたらダメなんだ……昔、中学時代にイジメにあって泣きながら帰って来るなり、お兄ちゃんは家を飛び出し女の子であろうがケジメをつけさせた。 「梓」 「お兄ちゃん……ちょっとだけ具合悪くって」 「出て来い、出て来るまでここに居るからな」 お兄ちゃんは、頑固だから本当に居続けることを知っているから顔を出すとお兄ちゃんは私の頭を撫でた。 涙が止まらない。 火原なんて大っ嫌い!