こんなやつ、絶対に好きにならないって思ってたのに。

恋愛(学園)

佐島/著
こんなやつ、絶対に好きにならないって思ってたのに。
作品番号
1530237
最終更新
2018/10/31
総文字数
1,421
ページ数
4ページ
ステータス
未完結
PV数
80
いいね数
0
.*・゚ .゚・*.




“猫かぶりの流儀”




その一、いつでも見た目には気を配ること



その二、男子と話す際は普段よりテンションを高くすること



その三、決してボロは出さないこと_____










*゚











「...俺のこと、好き?」






「勿論、好きだよ!」







何度も確認するように繰り返す目の前の彼にうっすらと笑顔を貼り付けながら嘘を並べる





一言そう言うだけで安心したかのように顔をほころばせる彼をみて内心ため息をつく





(嗚呼、面倒くさい)






男子ってこんなのばっかり


上っ面で騙されて、誰だって私の本性なんて分からないでしょ?


少し甘い言葉をはいて近寄リさえしてしまえばどんな相手だろうがあっという間に私の術中だ





その時は確かにそう思ってた





「次のターゲットって、北川くんなの?!彼女持ちじゃなかったっけ?」





「ん、まあ落とせるでしょ」




どんな男子でも落としてきた、だから


暇つぶしに彼女持ちのモテ男に近づいたのに





「にーしのサン、何してんの?」



「素直に言っちゃえば?私は悪女ですって」





どうやらその友達に目をつけられてしまったようで







「わたし、よくわかんないなぁ〜?」

都合が悪い時はとぼけがち
猫かぶりの悪女
《西野 優花》

×


「しらばっくれてんの?」

“北川くん”の友達
観察力がするどいが軽薄な態度をとる
《東条 彰人》




.*・゚ .゚・*.


“宣言するよ、西野さんは俺の事を好きになる”



“は、ぁ?”



こんなやつ、絶対に好きにならないって思ってたのに。



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