「ねぇ、あなたは名前なんて言うの?宝箱の場所、知ってるの?」 私は疑問に思っていることを聞いた。 「俺は“ナツキ”。宝箱の場所は…知ってるけど秘密かな。」 ナツキ… この人は、他にも何か、全て知っているような気がした。 「それじゃ、またね、風嘉。」 「え!?」 私の名前… どうして知ってるの…? 「あ…雪だ…」 また、ナツキがいなくなってから雪が降り始めた。