雪の王子様





涙が溢れると共に、記憶のカケラが光って見えてきた。




だんだんハッキリと…




明確に…





「…っ、ぅあー…ん…クッ…ぅ…」




私はお母さんに抱きついた。




頭を撫でてくれるたびに、また、ハッキリとしてくる記憶。





ナツキ…




ナツキ…




ごめんね…っ




会いたいよ…