なんで…? なんで、なんで、なんで!? こんがらがっていく頭の中。 私は… 私に一体、何があったんだろう… 「…っ!」 そうだ、お母さん! お母さんなら絶対に知ってる!! 私は部屋を飛び出した。 ―バンッ 血相を変えたようにリビングに来た私をお母さんはびっくりした目で見た。 「風嘉…?どうしたの?」 未だに声が出ない。 けど、お母さんは、私が手に持っているアルバムを見て、何かを悟ったのか、少し辛そうに微笑んだ。