アルバムの中にナツキがいるかもしれない。 そう思った私は、アルバムを全部出した。 そう簡単には見つけられないかもしれないけど… 「え…?」 お母さんのメモ付きのアルバムを開けた瞬間、目を疑った。 『夏生くんとおままごと』 私は目を疑った。 次のページを捲ってみると、更にびっくりした。 『風嘉と夏生くんの12才の誕生日。』 その写真は、紛れもなく私の家で撮った写真だった。