雪の王子様





それから暫くして、私たちは家に帰った。





「ねぇ、みっちゃん。なんかナツキくん、どこかで見たことない?」




「私も思った!けど、まったく思い出せない!!」




はい?




私は2人の会話に眉間にしわを寄せ“?”マークを思い浮かべることしかできなかった。




「本っ当にナツキのこと見たことあるの?」




私がそう聞くと、




「ある!!なんか結構見たことがあるような…ないような…」




あ~!もう!!




一体どっちよ!!