雪の王子様






「…か…」




「風嘉!」





名前を呼ばれてハッと目を開けた。




「おばあちゃん…」






ここは…




家…だよね。




じゃあさっきのは…夢?





「うなされてたけど、風嘉、大丈夫?」




「…大丈夫。変な夢を見ただけだよ。」




そう言うと、そうか、じゃあ食べ物でも持ってくるね、とおばあちゃんは部屋から出ていった。




それにしても嫌な夢だったなぁ…