雪の王子様





「おばあちゃ~ん!またナツキに会ったよ!」




家に着くなりおばあちゃんのいるお茶の間に行った。




「そうかい、ナツキに会ったのかい。」




笑顔で言うおばあちゃんは、まるで今日も会うということを知っているような感じがした。




「でね、これ拾ったの。誰のかな?」




私は小さな袋とあの紙を見せた。




「あらぁ。」




それをみた瞬間、おばあちゃんはまた嬉しそうな笑みを浮かべた。




「宝の地図じゃないですか。」