「それで?? お前がフラれて、何で凛ちゃんが悲鳴あげとるんや?? お前、凛ちゃんに何してん???」
(変なことしようとしたんとちゃうんか??)
「え…っと……。 それは…。」
 亮太は、言葉を詰まらせた。すると、凛ちゃんが口を開いた。
「私は、亮太が浮気してるの見て、すごいムカついて夏祭りにフってやろうと思ってて、河原で花火見たあとに、『別れて下さい。』って言ったら…。」
 すると、凛ちゃんは言葉を詰まらし、涙を流した。それを見たオレは、亮太から聞き出すしかないと思い、亮太を見た。すると、亮太がその時のことを詳しく話しだした。

―10分前―

凛「亮太…。私見てもてん……。」

亮「何をや??」

凛「とぼけんといて???」

亮「え…。…。凛!! 違う誤解やでっ!!!」

凛「何が誤解よ!!! キスしてるところみてんから!!! 亮太のバカッッ!!!」

亮「凛……。」

凛「別れて下さい。」

亮「いや…。 ちょっと、待ってや。 オレの話もき…。」

凛「嫌やッッッ!!! 亮太の話なんか聞きたくな……ッッッ。」
 亮太は、無理やり凛ちゃんにキスをしたらしい。

凛「亮太のバカーーーーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
(それは…亮太がバカやな…)

亮「オレの事もう嫌い?」
 そう言い、亮太はもう一度、凛ちゃんにキスをしようとした。

凛「キャァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

―再現終了―