「我が身に紙くずの刃をぶつけおったのは貴様か.」



どこからともなく,不思議な声が聞こえます.


「返してよ.まあ君のだよ.」

「返して欲しくば,そなた自ら抜くが良い.」

そう聞こえると,あたりが霧に包まれました.

そして,まあ君の前に大きな犬のような生き物が現れたのです.