「待たせたな!」

先生が、狙いを定め、思いっきり、頭を目がけて振り下ろす

ゾンビらしきものが動かなくなった。

もう平気なのだろうか。

「先生?なんで頭だとわかったんですか?」

大宮先生は、気まずそうに、

「さっきの、男子生徒初めは手がつけられなくて、みんなで

押さえ込もうとしていた。しかし、どうにも収集がつかな

くなりいろいろ、攻撃をした。

腕をおったりしたが、それでもダメだった。

偶然、もみ合ってるうちに、ほらそこのトロフィー。

その上に倒してしまったんだよ。

トロフィーの出っ張りの部分が、頭に刺さりようやく

男子生徒は動かなくなった。」