〜止まらない感染〜 in学校

もしかしたら、もう感染しているかも知れない。

「...か。も...か。も、もか。桃果!桃果!桃果!!!」

肩を揺さぶられ、やっと我に返る。

佳代が私の顔をのぞき込む。

その瞳に写っている私は、まさに「無」。

色をなくした孔雀のように。

飛べなくなった蝶のように。

絶望という言葉以外今の私には意味をなさない。

そんな顔をしていた。