眠り姫

そして、その目覚めからやっと頭が動き出したころ、明日は朝から行くところがある、とだけ告げられた。

そのせいでみぃに2日続けて会っていないみんなは、ちょっと不満げなようだ。

和「今日も来ないのぉ〜。」

蓮「どこに行っているんだ。
誰もついていないのに。」

みぃが姫になってから、基本的に外出する時は最低でも誰かひとりが付き添うようになっていた。

自由を奪ってしまったようで申し訳ない気もしないではないが、危険な目に合わせるわけにはいかない。

しかし、みぃが人と接することが好きでないため、もともと行動範囲が狭くそのことに対してそんなに不便に思っていないことがせめてもの救いだった。