眠り姫

ほんとにくだらない。

「莉奈さん、だったか。
私が邪魔だった?」

莉「当たり前でしょっ!
ニコリともしないくせにいつだってみんなから注目されてて、私が欲しいものの全部を呆気なく手にして!
そのくせそれが当たり前みたいにふるまって!」

「そう。
本意ではないにしても、私の言動で人を不快にさせることは多々あると思う。
そのことに関しては、私も申し訳ないとは思うよ。」

それは常々思っていること。

それでも受け入れてくれる周りに、私は甘えているに過ぎないのだから。