眠り姫

慶「まず1つ目、あなたは小さい頃から可愛がられたせいか、表面上は穏やかでふわりとした少女を取り繕っているようですが、その実自分が注目されなければ納得がいかないと感じる、とんだ勘違い女に成長したようです。」

莉「なっ…」

慶「そうでしょう?
中学生になり、学校1可愛いと噂されるだけでは飽き足らず、学校1カッコイイと称される先輩と付き合うようになってからは、さらに周囲に注目されるようになり、あなたはやはり自分は周りよりも秀でていると勘違いしてしまった。」

莉「か、勘違いじゃなくて、実際に注目されていたものっ」

慶「そうでしょうか?
先輩が卒業されてからは、それほど注目されなくなり、あなたはそれを不満に思ったのでしょう?」

莉「そ、そんなことないわっ」