若葉の美しい季節となった。

彼らと出会ってから、学校でも、休日でも6人でいることが多くなりつつある。

学校では、いつの間にか視聴覚室が彼らの溜まり場と化し、テーブルやらソファやらが設置されていた。

初めこそ驚いたものの、日当たりがよく私たち以外は立ち入らないこの場所を気に入り、昼休みはいつもここで過ごすようになっていた。

そんなとある日の昼休み。

和「またあの子来てるぅ〜。」

ドアの方を見ると翔と可愛らしい女の子が何やら話していた。