眠り姫

龍｢そうだったのか。
にしても、生活費を貰う条件って小学生なのにどこにも引き取られなかったのかよ?｣

｢私たち2人を一緒に引き取ってくれる家は無かったんだ。
まぁ、普通に考えてこれから金のかかる最近あったばかりの子供を2人も引き取りたいと思う家もないだろう。
私たちも離れ離れになるのは嫌だったし、高校を卒業するまでは両家から生活費を貰って自分たちで暮らすということになった。｣

和｢そうなんだぁ…。
二人とも大変だったんだねぇ。｣

翔｢大変なのはみぃだけだよ。
俺が何も出来ないせいで、家のこととか学校のこととか全部みぃがやってくれたし。
俺はみぃに引っ付いて生きてきただけ。｣