眠り姫

翔「みぃ、ゴメンな。
こんなことになって。」

「なんで翔が謝るんだ。
自分で決めたことなんだから自業自得だ。」

翔「でも…」

「いいんだよ。
だいたい、翔はこうなることが分かってたからこれまで私と学校では会わなかったんだな。
私の方こそ、気を遣わせてすまない。」

翔「気を遣うって程じゃねぇよ。
でも、これからは普通に会いに行ってもいい?」

「うん。待ってるよ。」

龍「ちょっとそこラブラブしないでくれる〜。
話は向こうについてからなっ」

みんなバイクで来ているらしく、駐輪場にあったそれらに驚きつつも、私は翔の後ろに乗って学校を離れた。