眠り姫

「彼には恩があるんだ。」

翔「恩?」

「あぁ。
はっきりとは覚えていないが、彼にはなにか世話になった出来事があるんだ。」

慶「その恩返しのためと?」

「まぁそれが半分。
あとは単純に、思い出作りだよ。」

和「思い出作り?」

「そう。
みんなに出会って私の世界は広がった。
だから、これまで経験してこなかったことをやってみるのも、たまには悪くないかと思って。」