どっちに転んだってみぃとの繋がりは消えない。

きっとそれはすごくずるいことだけど、それでもみぃは俺にとってそれだけ大事でかけがえのないものなんだ。

俺の言葉に頷き、笑顔を見せたみぃ。

そしてふいに立ち上がり、俺を抱きしめると

美「ありがとう。
私の弟でいてくれて。
私を好きだと言ってくれて。
私も翔が大好きだよ。」

そう言った。

それらの言葉はまだ家族としてのものだけど、いつかは1人の男としてそう言ってもらえるように。

そんな決意を胸に、俺もみぃを抱きしめ返した。