俺の気持ちを受け入れて、そこまで考えてくれている事が素直に嬉しかった。

美｢だから、はっきりとした答えが出せるまで待たせてしまうと思う。
正直、いつになるか分からないし、その間また何か辛い思いをさせてしまったり、悩ませてしまったりするかもしれない。
それでも…｣

｢待つよ。｣

みぃが言い終わらないうちに、俺はそう言いきった。

｢正直、受け入れてくれただけでもすごく嬉しい。
だからみぃ、あまり考え込み過ぎないで。
いつも通りでいいんだ。
俺はみぃに少しずつでも男として見てもらえるように、今まで出来なかったことをしたい。
その上で男として好きになってもらえたらそりゃ嬉しいけど、そもそも俺達が家族であることは変わらないんだから。｣