眠り姫

「色々考えたりもしたけど、結局どうすればいいのかなんてわかんなくてさ。
ただみぃの傍にいようって、俺なりに大切にしようってそれからはそれだけを思って、その他のことは考えないようにしてた。」

みぃは少し苦しそうな顔をしている。

何を考えているのだろう。

「でも、この前みぃにキスされて、血が繋がってないって知って。
正直俺どうしようって思った。」

あんな複雑な感情を抱くこともなかなか無いだろう。

それでも、もう溢れて止まらないこの気持ちを伝える機会が得られたのだから。