眠り姫

そう告げると、腕の中でみぃの体が少し強ばる。

美「私も翔が好きだよ。」

そう返してくれるが、きっとそれは家族として。

みぃと目を合わせ、

「ありがとう。
でもみぃ、ごめん。
俺は家族としてじゃなくて1人の男として、みぃに好きになってもらいたい。」

これまで伝えられずにいた心の奥底の気持ちをついに告白する。

するとみぃは目を見開き、少しの間固まっていた。

頭の中でどこか冷静に、こんなみぃ初めて見たな、なんて考える。