眠り姫

美「私は自分が大事で、こんな私を大事にしてくれる翔はもっと大事で、傍から見たらすごく狭いであろう私の世界を壊されないようにいろんなことを頭で考えながら生きてきた。」

初めて美麗さんがどんな思いで生きてきたのかを聞いた気がする。

美「それが悪い事だとも、間違ってたとも思ったことは無いよ。」

何が言いたいのだろうか。

美「でも、慶介を見てて、もっと力を抜いて生きればいいのにって思うことがあるんだ。」

え?

美「きっと慶介や蓮のいる世界は私達とは違う部分も沢山あって、背筋を正して生きてきたんだろうなって思う。
でも、だからこそ慶介が信用できる、そう思った青桜のみんなといる時くらいは、自分を解放してあげればいいのにって。」