眠り姫

もういちいち驚かない。

こんなことでは無駄に疲れてしまう。

各々で食べたいものを焼いて食べていると、

慶「美麗さん。」

「なんだ。」

慶「楽しんで頂けていますか?」

慶介が何気なく問いかける。

「お前にはどう見えているんだ。」

慶「…なかなかに楽しんで頂けているのではないかと思っているのですが。」

質問に質問で返した私に、慶介は嫌な顔1つせず答えてくれた。