眠り姫

慶「桐生グループは麻木ほど大きくないですし、僕の場合は次男なので大したことではないですよ。」

それでもきっと裕福なことには変わりないのだろう。

慶介の場合は特に立ち居振る舞いに現れているような気がするし。

「そうなのか。
まぁ、じゃあ勝負に勝てるよう頑張るよ。」

うちの学校はいわゆる中間テストという仕組みがない。

つまり、お互いの能力が分からないのだ。

龍「蓮は手強いと思うぞ〜」

慶「そうですね。
英才教育を受けてきたこともありますし。」

「勝負をしかけてきたんだからそうだろうな。
まぁ、努力する。」