たぶん
私の
部屋も
知っていて
左折したんだろう。

このまま
帰っても
待ち伏せされてるかも
知れない。

沙織は
恐くて
ドキドキして
どうしたらいいか
分からなかった。

元気に
相談して
心配かけたり

元気に
迷惑かけたり
したくなかった。



何時間
そこに
いただろう。


ゆっくり
車を
走らせ
部屋の
近辺を
何回も回り

拓也が
いない事を
確かめ
部屋に入った。



まもなく
元気から

「今日行っていい?」
とメールが
来たが

「今日は疲れてるからゴメン」
と返信し
沙織は
悩んだ。