「めっちゃカッコいい…。」
「モデルかと思った…!」
「同じクラスとかラッキー…!」
ヒソヒソ周りから聞こえる女の子たちの声。
面影はちゃんとあるのに、あの頃より大人っぽくなって、確かにモデルみたいにカッコいい。
昔とは違う感じで、ドキドキしてしまう。
彼は…友希は、私のことを覚えてるかな。
というか、昔みたいに友希って呼んでもいいのかな?
「えー、席はそうだな…佐倉の隣空いてるしそこにするか。」
「…えっ。」
私の隣の席!?
確かに私の席は1番後ろで隣はスペースあるけど…だからってまさかの隣なの!?
心の準備できてないし…初恋の相手だから変に緊張する…!
「佐倉、お前の隣でいいだろ?」
「え、あ、はい…。」

