「隣座っていい?ってか座っちゃお。」 「ふふっ、なにそれ。」 そして翔くんは私の隣に座った。 「…朱莉ちゃんさ、今日元気ないよね。」 「…えっ?」 私、そんな風に見えてたの…? そう見えたなら、絶対友希のせい。 「なんか泣きそうな顔、ずっとしてる。さっきもしてたし。」 「…っ。」 …それは、友希を見つけてしまったから。 泣くのを必死に堪えたから。