「どうしたの？」
「さっき可愛くないって言われた幼なじみって…まさか…。」
華は顔を近づけて小声で話した。
そういえば、さっきそんなこと言っちゃったんだったな…タイミングがいいというか悪いというか。
「そう、それが友希。」
「ええっ！？そんな見る目ないヤツだったなんて…。会ったばかりだけどその腐った目何とかして欲しい。」
華いきなり怖すぎるよ…！
「いやいや言われたことは間違ってないから！ね？」
…何も間違ってない。
けどやっぱり、あの頃の私が傷つかないわけがなくて。
──幼なじみで、初恋の人なんだから。
