ピコーン!
リュウ「!これより上流で野宿すればいいのか!」
魚がせき止められる前の場所で野宿すれば魚を釣れると考えたリュウ。こうなったら、と野宿場所のお引越しの準備を始めた。
だから考えて野宿場所を決めろと言っただろ。

リュウ「釣りするぞー」
リュウはそこらに落ちていた長い木の枝を取り、ナイフで先を削り始め…た………?…え……?
そして、先の尖った木の枝を振りかぶって魚に狙いを向けて投げ……えぇ!!!!!?!?

リュウ「やっぱこういう方法が一番だな」
えぇぇ……;もうそれ、釣りって言わない……
モリ突きって言うんだよ!!!!!!!!!!!(必死)

ザパーン…… バシャーン…

リュウ「大量大量」
ま、まあ、方法はともあれ魚を手に入れたリュウ。
焼くために薪を探しに行こうと……

?「…あ、あの!!!」
……ん?

?「さっきのモリ突き凄かったです!!どうやったらそんなに上手くなれるんですか!!?」
突然声をかけてきたのは10才くらいの小さな男の子だった。

リュウ「?モリ突き??これは釣りだぞ?」
違うだろ。

少年「えぇ?!違うんですか?!!」
合ってるぞ少年よ。

少年「え、えっと……僕らの所ではさっきのをモリ突きって言うんです」
どこでもそうだからな?(助言)

少年「実は僕らの村の男は皆、モリ突きで捕った魚を商売の芯にしてて」

少年「僕ら子供はいつかそんな風に、モリ突きで商売したくて練習してるんですけど」

少年「僕、モリ突きが皆より下手で……教えて欲しいです!」


リュウ「……」