リュウ「さて、川~川~野宿場所~…」
ダンジョンを出た後、リュウは川を伝って良い野宿場を探していた。

リュウ「野宿場所ここでいいか(適当)」
…リュウ氏よ。野宿場所はしっかり決めろよ、と思うが時すでに遅し。場所は決まったようだ。

リュウ「釣りか狩りか……山菜か」
野宿の準備(特にないが)が終わり晩御飯の準備。ジャンルが多いな。じゃあ……
狩り
リュウ「釣り」
…………まあ、そんなこんなで釣りを始めたリュウ。
しかし……

リュウ「釣れねぇな」
そうなのだ。1匹も釣れないのである。
魚が釣れない、いや『魚が居ない』といった方が明確だろうか。

リュウ「……上流か?」
問題は上流の方にあると考えたリュウ。
リュウは上流の方へ歩き出した。

リュウ「…」
上流に着いたリュウが目にしたものは川の端から端まで張り巡らされた網であった。

リュウ「うわ…魚が多いな…ビチビチいってる…キモ…」
そこの網にはこれでもかという程に魚が掛かっていた。この網のせいで下流に魚が居ないことは一目瞭然。だが、

リュウ「いや、でも網があるならこれを仕掛けた人がいるよな」
そう、人のものだとしたら勝手に触って外すことが出来ないし、掛かっている魚も獲ることができない。リュウは頭を抱えた。