次の日の朝は珍しく母親に起こされなくてもぱっちりと目が開いた
いつもと同じようにテレビを見ながら歯を磨き、制服を着て髪をセットする
「行ってきまーす」
と気だるく言いながら家の扉を開ける私はどこかワクワクしていた
それは春の暖かな陽気とこれから満開になるであろう桜に対するものだと
その時は思っていたし
ずっとずっとそう信じていたかった
いつもと同じようにテレビを見ながら歯を磨き、制服を着て髪をセットする
「行ってきまーす」
と気だるく言いながら家の扉を開ける私はどこかワクワクしていた
それは春の暖かな陽気とこれから満開になるであろう桜に対するものだと
その時は思っていたし
ずっとずっとそう信じていたかった
