仕方がない。そう思う。
...だって、この人達には逆らえない。
最悪な事に私は王様達とその手下と
同じクラスだった。...もっと最悪な
話をすると、私はこの絶対的王者と
幼稚園の頃から一緒だった。
ずっといじめられていた
私の事を王様はもちろん標的にした。
こんなにも恰好な獲物はいないだろう。
いじめられ慣れてる私なら
文句は言わない。
そう思ってるに違いない。
偉琉「...おい!お前。」
葉瑠「...私ですか?」
偉琉「今、俺の事睨んだだろ?」
葉瑠「睨んでません。」
偉琉「はぁ?口答えすんのか!」
ああ、失敗した。見なきゃ良かった。
今日は王様のご機嫌が斜めらしい。



