お昼休みになったと同時に
私と大倉くんと夏目くんは
食堂へと向かった。
やっぱり今日も王様は
先に並んでいる生徒を押し退け
我が物顔で食券を買っていた。
葉瑠「少年よ大志を抱け!」
偉琉「また来たのかよ。」
葉瑠「クラーク博士は教え子達に
そんな言葉を贈りました。
私はこの言葉が大好きです。
夢を持ちたい。社会に出る前に
自分は何になりたいのか考えよう。
そう思える。今は真っ暗でも未来には
ちゃんと光がある。だから、私は
その光を目指す事が出来る。」
王様は舌打ちをしながら
近くのイスに腰掛けた。



