壮吾「知ろうとしないだろ?」 葉瑠「何を?」 壮吾「初めから俺が犯人は叶斗だって 言ったら、葉瑠ちゃんは この場所には来ないだろ?」 葉瑠「それは、そうだけど...」 壮吾「君はいい子だ! そう言ってもらいたくて いつも頑張る王子がいました。 1番になるんだ。何でも1番じゃなくちゃ そう言ってもらえないんだ。」 夏目くんは私が夏目くんに 向けた言葉を覚えてくれていた。 壮吾「...すっごい想像力だよね。 勝手に物語まで作っちゃってさ。」 葉瑠「でも、間違ってはないでしょ?」