王様生徒会長と最弱ヒーロー


壮吾「何でいつも助けようとすんの?
俺の時だって助けようとしたでしょ?
今だって何で叶斗の事を
助ける話になってんの?」

葉瑠「...だって...」

壮吾「忘れたのか?叶斗はお前らを
いじめてる人間なんだぞ?
酷い目に遭わされたんだぞ?
そんな奴に情けかける必要ねぇだろ。」

葉瑠「それ、夏目くんが言う?
夏目くんだって私たちの事
いじめてたじゃない!」

壮吾「ああ、悪い。忘れてた。」

だけど、夏目くんの言う通りだ。
どうして私は酷い事をされた人を
助けたいと思うのだろう?

それは...多分......戻って欲しいから。

葉瑠「悪い人じゃないんだよ。」

壮吾「え?」