こんな卑劣なゲームを思い付くのは
王様しかいないと思っていた。
でも、違った。今回のゲームの
考案者は輝龍くんだ。
今まで一切、公開処刑に参加しなかった
輝龍くんが何故、そんな事を...。
そう思ったけど、意外とすぐに
答えは見つかった。
夏目くんがいなくなったから
仕方なく輝龍くんはこんな
ゲームを始めた。そう思ってた。
だけど、そうでもないらしい。
叶斗「本当にいいのか?
こいつはお前の大切な物を
壊したんだぞ?10歳の誕生日。
お前の父親が汗水垂らして
一生懸命貯めた金で買ってくれた
お前の大切なフルートが
こんな奴に壊されたんだぞ?
...本当に許していいのか?」
輝龍くんは、本当に
人の心を揺さぶるのが上手だ。
心の奥の方を
チクリチクリと刺してくる。



