王様生徒会長と最弱ヒーロー


偉琉「だから、俺は昨日
お前達に言ったよな?
この食堂を使えなくしてやるって。」

生徒「でも、いきなり食堂の
値段をあげるだなんて......!」

偉琉「笑えるな、お前ら。
何も出来ねぇ賤民がお前らの事
助けてくれるとでも思ったか?
あいつに出来る事なんて
たかが知れてる。よく考えろ?
あいつに着く方が利口なのか
俺たちに着く方が利口なのか。
お前らが俺たちに反発する限り
俺たちはお前らにこの食堂は
使わせねぇ。...ああ、金に余裕が
ある奴は自由に使っていいぞ。」

...なるほど。これが
絶対的権力者なんだ。

いくら私立に通ってるからって
皆が裕福な家庭な訳じゃない。
生徒会と生徒会の手下達以外の
生徒は...そこまでの余裕はない。
なのに、いきなり食堂の値段を
5倍にあげるだなんて
そんなの馬鹿げてるよ。
...でも。悔しいけど
私にはどうする事も出来ない。