王様生徒会長と最弱ヒーロー


次の一手を考えよう。
私と大倉くんは休み時間になると
夏目くんに仲間になってもらうための
次の一手ばかり考えていた。

今もお弁当を広げて作戦会議している。

生徒「櫻田さん!!」

葉瑠「...はい!!」

生徒「...生徒会が...食堂で...」

私は普段使わない
食堂へと走った。
使わないから知らなかった。
私のせいで、他の生徒が
困ってる事なんて。

生徒会専用のテーブルセットに
座りながら今日も王様は
皆の事を見下ろしていた。