叶斗「サク。お前は嘘をつくのが
下手すぎる。...ここにいる人間
全員がサクには協力しないぞ?
いい加減、気付け。
誰もサクに辞めて欲しくないんだ。」

壊してしまった国は
自分達の手で取り戻すしかない。
私の壊した国は私の手で
直していくしかないんだ。

でも、誰も協力してくれない。
今まで散々、皆の事を
助けてきたのに、皆の力に
なってきたのに、誰も味方はいない。

賤民の頃とはまた違う孤独が私を襲う。

勉強道具を片付けた私は
ある場所へと向かった。

ーガラガラ

玲二「いらっしゃい。
...て、櫻田?どうしたんだよ?」

葉瑠「美波さんいる?」

玲二「奥にいるけど。」

葉瑠「勉強、教えて貰いたいんだ。
呼んできてくれないかな?」

玲二「え?...ああ。」