王様生徒会長と最弱ヒーロー


翌日、私はほんの少し
怯えながら登校した。

昨日、夏目くんにあんな事を
言ってしまったから
今日1日は悲惨なものになるだろうと
覚悟していた。
だけど、驚いた事に今日は
誰からもいじめられなかった。

承「櫻田さん。おはよう。」

葉瑠「おはよう。
...今朝は何か静かだね。」

承「ああ。...生徒会が公開処刑中。」

葉瑠「え?こんな朝早くから?」

承「しかも今回は生徒会が
直接やってるってさ。」

葉瑠「え?生徒会が?」

有り得ない。高みの見物しか
して来なかった生徒会が
誰かを自分の手でいじめるなんて。