午前の授業を見事にサボった青柳くんは
お昼前に登校した。

葉瑠「おはよう、青柳くん。」

偉琉「おお。」

葉瑠「あのさ、青柳くんって
甘い物とか食べる?」

偉琉「バレンタインのチョコなら
いらないから。」

...やっぱり、そう言うよね。
てか、バレンタインの存在は
ちゃんと知ってるんだ。

葉瑠「...そっか。」

偉琉「チョコよりも
もっと実用的な物の方が助かる。」

チョコよりも実用的な物って何だよ。
相変わらず、無理難題を押し付けるな。

あーあ、青柳くんが
夏目くんだったら苦労しないのに。