私は部屋の中にいる優花里さんに
言葉を向けた。
葉瑠「結局、井の中の蛙なの!」
優花里「え?」
葉瑠「お姫様は諦めたように笑った。
高いお城からいつも地上を見下ろす
お姫様は外の世界を知らなかった。
ワクワクもドキドキも何も知らない。
だから、間違っちゃうんだ。
...誰も教えてはくれなかったから。
だから、嬉しくなっちゃうんだ。
...誰も優しくしてくれなかったから。
極悪非道な悪魔に騙されちゃうんだ。」
優花里さんは想像してたよりも
ずっと小柄で真っ白で痩せ細っていた。
葉瑠「お姫様は言いました。
私はずっとこの部屋だけで生きてきた。
一度、外に出て失敗してしまった
私が悪い。だから、平気だよ。
ここが私の世界なんだ。
でも、そんなの悲しいよ。
外の世界を知らないなんて勿体ないよ。」



