新学期からもよろしくな。
そう言っていた夏目くんは
始業式には出席しなかった。

風邪でも引いたのかな?

葉瑠「青柳くん。」

偉琉「どうした?」

葉瑠「これ、先生から頼まれたの。
夏目くんにプリント
届けてくれないか?って。
一緒に来てくれないかな?
あのお父さんがいると思うと
私一人だと夏目くん家に
行きにくくて...」

偉琉「ああ、分かった。」

青柳くん家の車で夏目くんの家まで
やって来ると青柳くんは
チャイムを押した。