偉琉「それで承が傷付く事に
なってもか?」

葉瑠「癒せばいいよ。」

偉琉「癒す?」

葉瑠「大倉くんが傷付いたのなら
私たちが癒せばいい。
すぐには無理でもさ
きっといつかその傷は癒える。」

叶斗「いいんじゃないか?」

葉瑠「輝龍くん!」

叶斗「美乃に聞いた。
承はアリスちゃんの事が好きらしい。
アリスちゃんは気付いてないみたいだけど
美乃は気付いてたってさ。」

葉瑠「そっか。」

叶斗「付き合う事は出来なくても
その存在を知ってもらう事くらいは
出来るんじゃないのか。
想いを伝えれば。」